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･･････え？嘘。
あのヴィクトルが、泣いてる？
僕の妹のスケートを見て？
『今まで沢山の人間が滑る姿を見てきたけど彼女程美しい滑りをした人間は世界で居ないよ!!
美しく、それでエロスだ!!
強いて言うなら俺位だよ!!
俺位彼女は美しく滑れるんだよ!!
あぁ勿体ない!!こういうことなら早く日本に来てこの子を愛でれば良かったなぁ!!』
ニコニコと潤んだ瞳を細ませながらヴィクトルは言う。
･･･凄い、A。
世界一の男に誉められてる。
『そ、そんなにですか?』
『うん!!勿論勇利の滑りも良いんだよ?でも彼女の滑りはそれ以上だ。
凄いね君たち!!日本に来てから驚きの連発じゃないか!!』
テンションMAX。
彼は何か大事なものを見つけたような子供特有の無邪気な笑顔を浮かべていた。
『勇利、なんで彼女は滑ることをやめたんだい?
怪我でもしたのか？』
『い、いやそういう訳じゃなくて･･･。
これを滑った後妹のことを元から良く思ってなかった子に酷いこと言われたらしくて。
妹は元から強いのでその子のことを完璧に負かしたんですけどそんな事が続いて･･･。
本人はもう面倒くさくなったらしく滑らなくなりました』
たまにはスィーっと滑るがそれは希な事だ。
Aは元から自由きままに生きていたし、それでいいのかな。
『･･････それは気の毒だね』
･･･ん？
ヴィクトル、何気なく殺気を出してない？
まるで絞り出したかのような声に一瞬背筋が震えた。
『あ、明日多分妹に会えますよ!!』
何とか殺気を紛らわせようと明るい声を出すとヴィクトルはパァっと顔を明るくさせた。
『Really!!?ワォォッ!楽しみだなぁ!!』
以上が僕が原因となる理由でした。
正直僕はなんてことをしたんだと後悔してる。
ヴィクトルは僕の想像以上にAに惚れ込んでる。
1日でAの個人情報と詳細、交友関係を全て知った時には流石に引いた。憧れの選手だとしても引いた。
｢兄貴助けて私死ぬかもしれない｣
ヴィクトルを腰に引っつけながら死んだ顔でそうAは頼む。
｢出来る限りのことはするから、ね？｣
｢兄貴･･･っ!!｣
キラキラとした妹の目が痛すぎて原因である僕は目を逸らした。
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ななふろ - なつきさん» コメントありがとうございます!!面白かったと言っていただき嬉しいです!!方言のあとでコソッと直しておきますね(震え声) 返信が遅くなってしまい申し訳ございません!! (2017年1月7日 13時) (
レス) id: eae02ccef3 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - すごく面白かったです！！ただ、方便じゃなくて方言では…？ちょっと気になったのでコメントさせてもらいました。更新楽しみにしてます！！頑張って下さい！ (2017年1月2日 9時) (レス) id: ba68c224aa (このIDを非表示/違反報告)
ななふろ - マシュマロさん» コメントありがとうございます!!処女作がこれでいいのかなって感じですけど気に入って頂けて良かったです!!最近は更新が遅くなってますけど毎日更新を心がけてますので楽しみにしててください!! (2016年12月23日 17時) (レス) id: eae02ccef3 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - ヤンデレなのにギャグって新鮮で面白いです! 日々の楽しみになっています♪ (2016年12月23日 8時) (携帯から) (レス) id: 18b914b5ab (このIDを非表示/違反報告)
ななふろ - 美鈴さん» コメントありがとうございます!!やっぱり間違ってました!?自分で打ってても可笑しいなって思ったんです!!教えていただきありがとうございます!!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2016年12月17日 20時) (レス) id: eae02ccef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななふろ | 作成日時：2016年11月24日 22時
