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そう言った瞬間、ぶわりと闇が広がる。
俺の視線の先には、オーバーブロットして姿が変わったアズールが居た。
フ｢A、こうなるって分かってたから…今まで…｣
｢…結局、こうなる事は止められなかった…これは俺の責任…｣
フ｢…Aだけに背負わせねーよ、オレとAは二人で一つって言ったじゃん｣
フロイドが俺の手を握る、俺も握り返して後ろを振り返れば…レオナ達もマジカルペンを構えていた。
俺はきっと、コイツらを許せない。
特に、監督生は。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
戦いが長引き、俺達はボロボロだ。
やはりアズールは強い…それだけ努力を積み重ねて、ここまでやって来たんだからそりゃそうだ。
レオナやラギー達はまだしも、監督生達は膝を震わせていた。
フ｢くそ…やっぱつえー…どうするA、そろそろオレ達もやべーけど｣
自分達のマジカルペンを見ると、魔法石がどす黒くなっていた。
恐らく1、2発が限界だな…これは。
アズールを見れば、アズールもかなり弱っていて、あと１､２発当たれば…恐らくは。
その時、ラギーとジャックのデュオ魔法がアズールへと放たれた。
ア｢…ぁ…っ…！｣
アズールの、恐怖に怯える瞳…
ゲームでは俺達を睨み付けていて分からなかった、その表情を見た俺は考え無しにアズールに向かって走り出した。
フ｢なっ…A！？おい待てって、…っ！！｣
ラ｢ぇ…A君！？｣
ジャ｢危ねぇっ、A先輩っ！！｣
間に合え
間に合え、間に合ってくれ、頼む
もう誰かを傷付けるのも
俺の大切な奴を傷付けるのも、傷付くのも
｢俺はもう、見たくないよ…｣
俺はブロットの化身の蛸足を踏み台にしてアズールへ跳躍して抱き着き
その瞬間、背中に激痛が走った。
痛みに顔を歪め、ゴホッと咳き込むと…口からは血が溢れた。
アズールが目を見開いて俺を見ている、後ろからはフロイドの叫ぶ声とか、色々聞こえたけど何を言っているかは聞き取れなかった。
｢アズール…もう、良いんだよ…俺も、フロイドも…お前を止める為にこれだけ頑張ったんだ…もう、分かってるだろ…｣
アズールにしがみつく腕に、力が入らなくなる。
｢…戻っておいで…俺は、どんなアズールも…愛してるから…｣
俺の腕が、アズールから離れる。
体が地面に向かって落ちる…気を失う前に見えたのは
涙を流しながら俺に手を伸ばす、アズールの姿だった。
ごめん、アズール…泣かせてばっかだなぁ…俺。
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ムニエル(プロフ) - 黒胡麻白玉ぱふぇさん» コメントありがとうございます！趣味丸出しの作品ですが、読んで好きと言って頂けて嬉しいです…！授業中におチビ化する話ですね！リクエスト承りました┏oﾍﾟｺ (2020年8月23日 5時) (
レス) id: 5cffc23e06 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡麻白玉ぱふぇ(プロフ) - コメント失礼します！どっっっぷりハマってしまいました、ありがとうございます。すごくヤンデレオクタが魅力的すぎてすきです。リクエストよろしければ稚魚化の続きで授業中に主人公稚魚化を読んでみたいです。すきです、すきすぎてわたしの語彙力は泡になりました。 (2020年8月21日 3時) (レス) id: 65993a1bb2 (このIDを非表示/違反報告)
ムニエル(プロフ) - マリさん» コメント＆リクエストありがとうございます！そして当作を読んで頂けて嬉しいです…！第3章のお話ですね…！リクエスト承りました(*´ω｀*)第4章のお話も近いうちに作成しようと思いますー！ (2020年8月18日 4時) (レス) id: 5cffc23e06 (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - いつも楽しく拝見させてもらってます！リクエスト失礼します！本編の第三章を読んでみたいです！欲を言えば四章でイチャイチャしてる三人が見た((長いので無理なら断っていただいて大丈夫です！お時間あれば是非お願いします！ (2020年8月17日 23時) (レス) id: 34a743162e (このIDを非表示/違反報告)
ムニエル(プロフ) - イライ&ナワーブさん» リクエストありがとうございます！前話でリクエスト頂いたものと話が酷似している為、仕置ネタではなく嫉妬ネタとさせて頂いてもよろしいでしょうか？ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 5cffc23e06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムニエル.オクタは深海 | 作成日時：2020年8月3日 20時
