himawari

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飛び出して帰ってきちゃった




敬浩さんは二泊三日で仕事に行くみたいで
帰ってこないらしい




『...なんでよ...』




涙が止まらない...
もう嫌だ...




『...寝ちゃったんだ』



ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ



モニターに映る3人
ごめんなさい出たくないの



ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ



〜♪



"夏恋"


〜♪



"臣先輩"


みんな電話かけてくる
ごめん、出なくて




電源を切る
部屋でボーッとしたりして
1日を終えた




__朝____


学校休もうかな
最近サボりすぎてるからヤバイかな




とか思ったけどちゃんと来た



夏「A、」

『おはよ』



女子「よくこれたよね」

女子「一緒にいるとか最悪だよねー」

男子「人 殺し」


夏「気にしちゃダメだよ？私たちいるんだから...」

『うん、ありがとう』



教室に入って気づく



机の上には紙だらけ
"死 ね" "学校から出ていけ"




夏「何これ...誰がやったの...」

『...』


無言でゴミ箱に放り込む



授業が始まって
結構頻繁に紙が回ってくる


もう10枚目？とか？


たまに後ろの夏恋からもくる
"気にしちゃだめだよ、私がいるから！"



ありがとう、夏恋




先輩も夏恋もいつもどうりにしてくれるし
励ましてもくれる




けど、こんなことが続いて２週間
もう、無理




移動教室から帰れば
ジャージが無かったり

体育を終えてくれば
制服が無かったり


靴は毎回無くなってる


毎回夏恋とか先輩が探してくるけど
もう迷惑だよね




今日もジャージを探してくれた

臣「グラウンドの水道のところにあった」




びしょ濡れのジャージ




夏「誰なの...」

隆「酷すぎだろ、あり得ね」

臣「これ着とけ」


ブカブカのジャージ


『大丈夫です』

臣「いいから、」

『ありがとうございます』




先輩と別れて
夏恋と教室に戻ろうと玄関に行く



『上履きがない...』

夏「なんでよ...」



あんな短時間でよくやるよね




『夏恋、上履き探していくから授業行って』

夏「探すよ、私も」

『いいから、』

夏「よくないよ!!」

『もう放っといてよ!!!もう私に...構わないでよ...』


あーぁ、言っちゃったよ




で、結局家に着いちゃったし

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