みんなの末っ子

酒雑魚 ページ13

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今日は前から約束していたありさんとの飲みの日

ありさんが予約してくれているお店の前で待っていると、遠くから背の高い見覚えのある顔が近づいてきた



『久しぶり〜 今日寒いね』


「ごめん待たせたわー 寒かったよね」



彼は申し訳なさそうにしながらお店のドアを開けてくれた



店員さんに席に案内してもらい、メニューを見ながら 何にしようかなぁ？ と考えていると

「Aちゃんってお酒強いんやっけ？」


『私？すんごいぐらい酒雑魚だよ？ジョッキ1杯でもう無理。って感じだよ』


1杯呑めてやっと 2杯目に入るなんてその日はどうなるか分からない。それくらい酒雑魚。




「ええ？そんな弱いの？意外w」


『今日はご迷惑をおかけします』



深々とありさんに頭を下げ、1杯目のドリンクを頼んだ。







『かんぱーーーーい！』




勢いよくジョッキ同士をぶつけ、乾いていた喉を潤すためアルコールを流し込んだ





「ほんと久しぶりだよね 最後あったのいつだっけ？」



『んーあんま覚えてないけど、2,3ヶ月は経ってるよね』






ありさんと直接会うのは10回以上は優に超えているが、こんなに日が空いて会うのは初めてだった。




『さすがに積もる話ありすぎるか』




ありさんとは何でも話せる関係性から、どんな些細なことでも沢山話尽くした。




久しぶりに会うありさんとの話が楽しすぎて アルコールの減りが早く、普段1杯でダメなはずが無理して2杯目を頼んでしまっていた

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