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次の日お兄ちゃんが家にいてくれた





昨日、怖くて震えてたから
カフェをわざわざ休んでくれたみたい









「大丈夫か?」


「平気だよごめんね」


「気にすんなよ」









ダンス遅れちゃうかな
1番恐れてたことが起こっちゃった








部屋に戻って
足引きずってでもダンスしよう








頑張ってるつもりなんだけど
全然うまくできなくて




倒れることが増えた









「体、休めた方がいいよ」







私の部屋に1人だと思ってたのに
ドアのところにELLY先生がいた









「…なんでっ」


「お見舞いに来た
そしたらそんな腫れた足でダンスしてるし」


「でも…」







せっかくクラス上がれたのに
遅れたくないのっ…









「焦ってやっても余計出来ない

いつもレッスンが終わったら1人で練習
してるんでしょ?」



「なんで知ってるの…」



「哲也さん友達だから」


「…お兄ちゃん」









お兄ちゃんが喋ってたってこと?









「頑張って努力してるなら大丈夫

置いてなんて行かないし治ったら
休んでた分教えるから2人で練習しよう」









嬉しかった







置いていかれる不安と

1ミリでもダンスをやめたいと思った
自分が怖くて









「だから焦らないでちゃんと治しておいで」

「はい…」








先生に頭を撫でられた時
すごく安心できた






この時から少し動いてたのかもしれない













そしてしばらくして
足は治った









私が寝てた集会の校長先生の話は
不審者の情報と勧告だったらしいくて

私も被害者ということで警察に色々聞かれて


この間捕まったらしい








今は、ELLY先生と2人で
お兄ちゃんのカフェの上の階で

練習してくれてる





「いいね、できてる!」







先生が褒めてくれると顔が熱くなる気がする









先生は生徒みんなと追いついた後も

毎日のように放課後ダンスレッスンに
付き合ってくれる









愛でし

可愛がること。









優しい先生が好きです______




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作者名:yzn | 作者ホームページ:https://www.instagram.com/yzn.00012  
作成日時:2019年2月28日 17時

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