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学校終わって急いでスクールまで向かう
いつもギリギリになっちゃうけど
まだ遅刻したことはなくて
遅刻しないように必死
「よし、始めるよー」
上のクラスに上がれたのはいいけど
私より先にいた子達についていくのに必死
置いていかれないように
毎日練習もしてるけど
厳しいところもあるのが現実。
でもそんな甘えたことは言ってられないから
ちょっと無理するくらいがちょうどいい。
「今日は終わり
お疲れ様でしたー」
ELLY先生が声をかけると
先生!ここが…っていう生徒もいる
そんな状況がいつもなのに
途中から来た私は平気なのだろうか
ついていけないを気にしてる今。
ここができないを気にしてるんじゃない。
いつも折れそうになる
だから
今日もレッスンが終わったあと
お兄ちゃんが経営してるカフェの
上の階を借りて1人で練習する
「A、おかえり」
「ただいま、上借りるね」
「遅くならないうちに家帰れよ?」
「うん」
今日習ったところと前回の復習を
もう一回踊る
細かいところも気をつけないといけないから
結構いい時間になっちゃう
「まだ居たのかよ
遅いから家まで送るよ」
「お兄ちゃん過保護すぎ、大丈夫だよ」
「いいから、帰るよ」
クラスが上がってから
こういうことは増えた
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作者名:yzn | 作者ホームページ:https://www.instagram.com/yzn.00012
作成日時:2019年2月28日 17時