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「まだ帰らへんの?」
「もう少しだけやって帰ろうかなと…」
「俺、寝てるから帰るとき起こして?」
宣言通りすぐ寝た健二郎さん
「健二郎さん…」
「ん…帰る?家まで送るわ」
「あ、大丈夫です、終電間に合うので!」
「甘えとけばええやん」
「…すみません」
優しいなぁそんなとこが好き
気付かれなくてもいいから今だけ独り占め
「ありがとうございました!」
「おつかれさんまた明日な」
「お疲れ様でした!」
今日は幸せだったな、。
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one week later.
「…以上になります。」
今日で契約してもらえるか決まる日
今日まで頑張ったしたくさん練習もした
「是非、契約させていただきたいと思います」
「ありがとうございます!」
よかった、。
「戻りました!」
「ニコニコしてるゆうことはいい報告やな?」
「はい!契約していただけました!」
「すごいやん!おめでとうな!」
嬉しい、。
健二郎さんより小さいけど初めて
契約をしてもらえた日
「今日の夜空けといて?」
「え…は、はい」
「そこは元気に返事してくれへん?」
「はい!」
そして
夜。
「待たせた?」
「いえ、全然!」
まだ傷が癒えないのかも
私で少しでも軽くなるならいいか
相変わらず楽しくいい時間を迎えて
帰るかって時間になった
今日も送って行ってくれるらしくて車に乗った
「奢ってもらったり送ってもらったり
すみません…ありがとうございました!」
「おん…あのさ、
______俺のこと好きなん?」
「え?」
なんで知ってるんだろう
誰にも言ったことないのに
「好きです…」
「俺と、付き合ってくれへん?
失恋したから利用しようとかじゃなくて」
嬉しさとか驚きよりも
先に利用するってことが浮かんでしまった私
「ダメ、かな」
いつかは隣にって思ったあの日
本当にこうなるとは思わなかったな
「ダメじゃないです_____」
夢心地
夢をみているようなうっとりとした気分のこと。
夢のような生活が
やってきたのはそう遠くない_____
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作者名:yzn | 作者ホームページ:https://www.instagram.com/yzn.00012
作成日時:2019年2月28日 17時