嫉妬 J.T

裏12 J.T ページ32

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時刻はすでに11時を少し過ぎた。





あと10分くらいで、かみひとえが始まる。




めちゃくちゃいいタイミングだ。




ツイてる。





だけど、どうやら今は



テレビでYouTube見てたらしい。







慎「何、A俺らん動画見てんじゃん！」



A『スッッゴイしっかり見てるよ？』



樹「まぁA俺のこと大好きだもんねぇ♡」







なんかもう、Aの言動がいちいち刺さる。









A『どうしたの樹？そんなに飲んだの？』



北「樹早く寝ろよ。もう結構な時間だぞ？」







北斗は番組始まる前に状態を整えたいんだろうな。



何気ノリノリだったからね北斗(笑)








慎「ねぇA、俺も泊まってっちゃダメ？」





って、ちっちゃい頃みたいな慎太郎。









慎太郎のちっちゃい頃を、俺らは知ってるけど



Aのちっちゃい頃は慎太郎しか知らない。








あーあー、いーなぁ幼馴染！ずりぃ！


Aは甘えん坊な慎太郎に弱いし、



なんか特別感が、ずるい。








A『しょーがないなぁ、樹は危ないから



もういいけど慎ちゃんはお風呂入ってね？』





慎「うん！わかったぁ！じゃあ北斗！



じゃんけんで勝った方が先ね！」







心なしか、慎太郎はAと話すとき、



幼く見える。心なしか。





わざとだったらムカつくなぁって



ちょっと思ったけど。心なしか、だから。






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