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出会い JJ side ページ1
韓国に帰りたくても帰れなくて
日本が拠点だったから言葉が通じない中、
買い物も近所のコンビニしか行けなくて、
何度季節が変わってもマネヒョンが
連れて行ってくれるのは現場とコンビニ、
そして宿舎の往復だけ。
日本に住んで何年か経っても、
韓国ではあらゆる賞を総ナメにしたのに、
まだまだ日本では認知度が低くて、
ギャラも日本人より安く済むってバカにされ、
新人扱いの俺達。
悔しい時によく歩いた目黒川沿いの桜は
綺麗だったし、
秋は紅葉も見たけれど、
ぽっかりと心に穴が空いたような状態が
続いていた。
ケータリング(日本だとロケ弁って言うらしい)は
韓国と違って冷たくて美味しくないし、
ﾕﾁｮﾝは良くﾕﾁｮﾝ病で
眠れなかったみたいだけれど、
みんな忙しすぎて満足に休めなくて、
特にﾕﾁｮﾝは持病の喘息で何度か倒れて
日本語で症状を伝えるのがままならないまま
病院によくお世話になっていた。
そんな中、
僕らはキミに出会った。
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作者名：みっきぃ | 作成日時：2015年4月22日 15時
