スヤスヤ〜Ryusei.F〜

story23 ページ23

流星side



うわ"バイト終わったら連絡する"やって。



カレカノみたいやん。



カフェでバイトしてるんや。


また一個Aちゃんのこと知れた。


これからもっとAちゃんのこと知れたらええな。



「藤井さん！収録はじめまーす。」



「あ、はい。」



携帯を切ってスタジオに入った。









ラジオを何日分か撮って今日の仕事終わり。



「お疲れ様でした〜。」



携帯をチェックしてみると一件通知があって、


"今バイト終わったよ！りゅうくんは今何してる？"


ってLINEが10分前に来てた。




それだけでにやけてまう俺って重症なんかな？



「流星帰ろーーー！って何ニヤニヤしてん？」



望が後ろから声かけてきて俺の携帯を奪った。



「あ、おい！」


「え！Aってだれ！？流星浮気！？」


「浮気ちゃうわ！ってかまず相手誰やねん。」


「え、俺♪」


「お前と付き合うてへんわ！！」



皆さん勘違いせんといて(汗)



「何この子流星の彼女〜？」


「いや、彼女じゃないで？」


「じゃあ狙ってる子とか？」


「まあ………。」



するといきなり望が携帯を耳に当てて



「電話しちゃお〜〜〜〜♪」



って言ってきた。



「何してんねん！！」


「だって流星は俺のだーーって言っとかんと。」


「いやいや、返せって。」



望から携帯を奪いかえしたところで小さく「もしもし」って声が聞こえた。



……まじで電話したんかい、こいつ。

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