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純愛など叶わない ページ7
屋敷を出た2人は街の古ぼけたホテルに泊まった。ここのほうが屋敷の者にも気づかれないだろう。数時間寝たら車を借りて遠くの街に行くつもりだった。
先にシャワーを浴びた○○は小瀧にこんなことを言っていた。
○○｢初めてこんなホテル泊まったわ。お湯は出ないし、シャワーの水圧は弱いし…｣
文句のような言葉を並べる。しかし…
○○｢でもね、とってもワクワクしてるの。望、連れ出してくれて本当にありがとう！｣
自分も同じようにシャワーを浴びながら小瀧は先程の○○の笑顔を思い出す。
やっと。やっとだ。ずっと手に入らなかった、手に入れてはいけないと思っていた笑顔が自分の手の中にあるのだ。お嬢様と使用人。叶わぬ恋だと言ったのは何処のどいつだ。叶わぬ恋などないのだ。これが運命だったのだとさえ思えてくる。
小｢もう二度と離さない…｣
小瀧の独り言はシャワーと一緒に水に流れていった。
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のんのちゃん(プロフ) - 狂愛三部作と合いすぎて聴きながら読んだらものすごかったです…ありがとうございます!! (2020年8月12日 21時) (
レス) id: 50eb508331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さすけん | 作成日時：2020年4月16日 20時
