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執事の彼 ページ3

?「お嬢様…」

○○「小瀧?」

自室からバルコニーに出て夜風にあたる○○に声をかけたのは執事の小瀧。

小「今日くらい望って呼んでくださいよ。昔みたいに。俺も○○って呼びますから」

○○「望…」

小「明日からは“奥様”って呼ばんといけないんですよね、。」

○○「…」

小「そんな悲しい顔せんといてください。


…男は単純やから。勘違いする」


○○「私、怖いの…照史さんは私のことを大切にしてくださるわ。だけど、私のことを愛してくださるのかわからないの。中間家の名のためだけな気がするの…。少なくともお父様はそうだわ。照史さんと結婚することによって桐山グループとも繋がれる。ただそれだけの為に私を照史さんと結婚させるのよ…。

そんなことなら私、私…」
そう話す○○の目は水分を含んでいるように見えた。

小「なら、俺と一緒に逃げる?」
小瀧が呟く。

○○「え?」

小瀧「一生で1回やと思うから、ここで言わんと後悔するから言いますね。


お嬢様、いや○○。俺と一緒に逃げませんか?」

“助けてほしい”そんな目してた→←作者



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のんのちゃん(プロフ) - 狂愛三部作と合いすぎて聴きながら読んだらものすごかったです…ありがとうございます!! (2020年8月12日 21時) (レス) id: 50eb508331 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さすけん | 作成日時:2020年4月16日 20時

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