狂おしいほど愛してる (ページ13)

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My girl ページ13

次に重岡が目を覚ました時に見たのはそう新しくはないがよく掃除の行き届いてる部屋と重岡の顔を覗き込んでいる女の子だった。
彼女は重岡が目を覚ましたことがわかると

？｢シゲじい！男の子が目を覚ましたよー！｣

シ｢はいはい、○○お嬢様｣
そう、その女の子が○○だったのだ。

重｢おれ…｣

シ｢わしはこの屋敷の庭師じゃ。君は屋敷の前に倒れ込んでいたんじゃよ、どこから来たのかの？｣

重｢俺は大毅。町外れの教会から…｣

シ｢なんと！あんなところから…｣

重｢親を探しに来てん。この街に来たら会えると思って…！｣

シ｢…そうか。だが教会の人も心配しておるじゃろう。今日はここで休んで明日…｣

○○｢ここで暮らしたらいいじゃない！時々街でお母様たちを探したらいいんだわ！｣

シ｢しかしお嬢様…｣

○○｢シゲじいから教会に電話してくれたらいいじゃない！ね、お願い…｣

シ｢仕方ないのう…大毅はそれでいいのか？｣

重｢…ほんまにここ居ってええん？｣

シ｢お嬢様の頼みじゃからの。｣

重｢なら俺ここ居りたい！ここで親探したい！｣

シ｢…わかった。それならこれからはわしの孫として重岡大毅と名乗っていくのじゃ。それとわしの庭師の仕事も手伝ってもらうぞ｣

重｢うん！お願いします！｣
○○｢シゲじいありがとう！｣

その日から○○と、○○の父親の秘書の息子である小瀧と重岡は行動を共にするようになった。庭を走り回ったり、時にはイタズラを仕掛けて大人たちに怒られたり…3人は親友になった。