赤色の薔薇は咲き乱れて。(jump×ym)

#6(裏) ページ37

山「はぁ...っ、ぁ、」

温かく、弾力のある襞に一瞬飲み込まれてしまいそうになったけど、挿れてしまってから気が付いた。

...慣らすの、忘れてた。

普段なら、絶対、そんな事はありえない。何故なら、俺が無理矢理山田くんを抱いたような事は今まで一度も無かったから。

サァッと血の気が引いて、恐る恐る山田くんの方を見てみると...。


山「っふ...、ん、なにっ？、」

...あれっ？ちゃんと、感じているぞ？

不思議に思っていると、ふと一つの可能性が頭をよぎった。

もしかして...。いや、山田くんに限ってそんなめちゃくちゃ可愛い事...。

と、若干失礼な事を言っている自覚が芽生えながらも目の前の彼に問うてみる。

「山田くん...、すみません」

山「はっ...？え、何。なんかやらかした、？」

「いや、あの...、やらかしたっていうか、そうじゃないんですけどっ...何て言うか、」

「え？なに？何？ハッキリ言ってくんねぇと分かんねぇから。ていうか、この状態めっちゃキツいからね？色んな意味で」

わかってる。わかってるよ山田くん。分かってます。

「もしかして...、慣らして来ました？、」

そう聞くと、山田くんは一瞬だけ目を見開いて、すぐさま顔を逸らし、

山「...、だったら何だよ。引くのかよっ、」

まさか。まさか、まさかの。

山田くんは可愛い彼女だとずっと思っていたけど...。

まさか、可愛い上にこんなにも健気だったとは...！！


...何か、俺それだけでイキそうだな。←

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