長い夜に朝日がさした in tk （死ネタ入ります） ページ9
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先日、彼女が死んだ。
だから、俺は彼女の願いを叶えることにした。
俺の職業は小説家。
そのため、彼女はいつか俺と彼女をモデルに小説を書いて欲しいと言っていたのだ。
そして俺は、小説を書き始めた。
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ある国の王様は王女様が浮気をしているところを目撃いてしまいました。
そして王様は婚約を破棄。
その出来事をきっかけに女性不信となってしまいました。
それから王様は、毎晩城に女性を招いては一夜を過ごし、次の日の朝その女性を殺すという悪行
をする様になりました。
そんな王様を止められる者はいませんでした。
そんな中、王様を止めようと一人の女性が名乗りをあげました。
「私が王様を止めてみせます」
「無理だよ。君も殺られてしまう」
「大丈夫。作戦があるの」
そしてその夜、女性は王様の元へ向かいました。
ｺﾝｺﾝ
「失礼します」
「入れ」
「本日より、王様に話を語ります」
「そうか」
こうして、女性は話し始めました。
しかし、話のいいところで女性は「続きはまた明日」と言って話を止めてしまいました。
そんなことを数日続けていくうちに王様は、女性の話が毎晩の楽しみになっていました。
「今日はどんな話だ？」
「そうですね…太陽が照りつける海を超えた先に広がる街の話をしましょう」
「そこは魔法が当たり前の国。その国の姫と小さな村の少年は空を飛んでいるときに出会いました。
二人は恋に落ちましたが、王様は二人の婚約を許してはくれませんでした。そのため少年は旅に出て王様へ捧げるための宝物を持ってきました。少年の本気さがわかった王様は、二人の婚約を許してくれました。…次の話はまた明日」
「おやすみ」
「はい。おやすみなさい」
千日目の夜が終わった。
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作者名：miyu | 作成日時：2021年1月23日 20時
