今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:2,245 hit
小｜中｜大
つづき ページ4
当時は、恋人なんかにならなくてもいい。
ただ自由に薮と遊べるのが嬉しい。
そう思ってた。
今思えばわかってたんだと思う。
この恋が2人を駄目にすることを。
だけど、楽しさで蓋をした。
理想や綺麗事だけをあの魔法が解けたよう日まで唱えてた。
あの、急に薮に別れを告げられた日。
理由、教えてくれなかったな…
お願いだから連れ出してよ、あの日と同じ夜空へ…
なんてな…
俺はもうあんな風に自由になれない。
薮との出会いがなければ今の俺はここにはいないかもしれない。
ありがとうなんて言うつもりはないけれど忘れないよ…
あの笑顔。
よし、昔のことを振り返るのはもう終わりにしよう。
これから描いていた未来が始まるんだから。
俺はこの道の先でちゃんと幸せになるから。
明日の朝はとても早い。
早く寝なくちゃ。
そして最後に窓辺に頬杖をつき、きっと薮も見ているであろう空を見上げてつぶやいた。
hk「俺、随分大人になったよ。 大好きだったよ。薮」
〜私ね随分大人になったよ〜 『ナイモノネダリ』
あなたというこのヒカリに包まれていたい yb hk→←誰かのものになる前に yb hk
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miyu | 作成日時：2021年1月23日 20時
