今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:2,243 hit
小|中|大
つづき ページ15
cn side
小屋に入り、1つだけあったベットに腰掛けた。
机も椅子もあるのに人がいない。 不思議…
ym「寒くない?」
cn「ちょっと寒い」
ym「おいで」
cn「うん」
お兄ちゃんとボロ着の細い肩を寄せ合って毛布を肩にかけた。
美味しいものもその話も一切無縁なもののボクたちの家。
でも、こんな毎日でも幸せだって言えちゃうんだ。
お兄ちゃんが唱える言葉は魔法みたいで震えた明日を幸せな今日に変えてくれる。
ym「侑李。お菓子あったけど食べる?」
cn「うん!いっただっきまーす!」
なんでだろ?頬が落ちるくらい甘く感じる…
いつだか喉を枯らすくらい泣いたから?
…もしかしてお兄ちゃんといるから?
後者に違いないな。
ym「もう寝よっか」
cn「うん」
お兄ちゃんに抱きしめてもらってボクは眠りについた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miyu | 作成日時:2021年1月23日 20時