JUMP！-music stories- (ページ14)

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あの日へ帰ろうボクと　ym cn ページ14

ym→中学生 cn→小学校中学年くらいの設定です。

ym side

木組の小さな家に住んでいる俺と弟の侑李。

今、そこで向かえる朝は遠く、夜と森のカーテンが手招いている。

要するに迷子だ…

cn「お兄ちゃん…暗くなってきた…」

侑李の小さな手のひらは震えている。

兄の俺が頑張らねば！不意にそう思い、 ym「任せておけ！」と強がってしまった…

本当はめっちゃ怖い(泣)

まじこの森迷路じゃん！

ym「侑李、何か見つけたら兄ちゃんに教えてね」

cn「うん！あっ！お兄ちゃん、光る石！」

ym「え？」

本当だ…石が光ってる…

cn「あれ辿ろう！」

ym「…そうだね」

迷う闇の中、侑李が見つけてくれた光はすっごく明るく見えた。

しばらく進むと小屋があった。

光る石は途切れた。

cn「石、無くなっちゃったね」

ym「うん。ねぇ侑李、暗くなってきたし今日はこの小屋に泊まらない？」

cn「いいの？」

ym「わかんないけど…さらに迷うよりいいだろ」

cn「そうだね」

小屋には誰もいなさそうなので、遠慮なく止まることにした。

明日こそ、あの家に帰れますように。