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つづき ページ11
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そして千一日目の夜。
王様の変わることのないと思われていた悲しみはいつの日か空に消えていた。
「王様。こんばんは」
「…今日は話があるんだ」
「え?」
「忘れかけていた愛はお前の話を聞いてくうちに思い出したんだ」
窓から射し込む光に夜が溶けていく。
「俺はこれからもお前の話が聞きたい。だから、結婚してくれないか?」
「はい。よろしくお願いします」
女性は王様の心に僅かな希望を灯した。
物語は次の夜へと続いていく。
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in「書けた」
高木の言葉が俺の未来になる。
俺の物語は続いていく。
長かった夜に朝日が射した。
〜物語は次の夜へ〜 『千夜一夜』
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作者名:miyu | 作成日時:2021年1月23日 20時