僕の涼介。〜もう、離さないよ〜続編☆

60話目！ ページ16

二人きりの入院生活も幕を閉じ…

俺と侑李は退院の日を迎えた。


入院中していることがファンのみんなにバレないよう、マネさんには仕事をうまくまわしてもらい、
ウルジャンは圭人が一ヶ月もやった。
あとでメールで聞いたけど、ゲストに大ちゃんをいれたらしい。


子猫は動物病院で一時預かられ、ちょうど昨日、
飼い主が見つかったという。
首輪に、[ちぃ]とついていたのは、偶然にしてはあまりにもできすぎている運命のイタズラだと思った。



薮君から、みんなが今日の為に薮君の家に集まっていることを聞き、俺たちは薮君の家に向かった。




ピンポー…ガチャっ



光「山田！知念！大丈夫か！？」


圭「山ちゃ〜…」




光君に笑顔で大丈夫大丈夫と答え、
圭人のハグをスルーし、俺は侑李より先にリビングへ向かった。



大「おかえりぃ〜！！」


と、テンションアップルで叫ぶ大ちゃんの目は、
いつもより笑っていなかった。



慧「ちぃーねん💕」


伊野ちゃんはやたらスキンシップが激しかった。




1番わたわたしていたのは、たかき君だった。



裕「あ、おかえりー♪」


携帯片手に微笑む裕翔は、俺の心をキュッと
締め付けた。





知念はいたって平静を装っていた。





薮君は俺たちに見向きもせず、物置をあさっていた。






薮「2人には、退院してそうそう悪いんだけどさー
ねぇーみんなー…
こんなのしかなかったけど、やってみない？」





薮君が、プレゼントの包装から抜きとった赤いリボンを指にからませながら、微笑みを浮かべた瞬間、
光君の瞳は大きく開かれ、
みんなの視線も集まった…

ゆとみぃです！→←みなさま!!

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