カテキョの有岡先生

17 ページ18

火曜日になって先生が家に来る。


なんだか知らないけど最近お母さん、カテキョの時に限って家に居ない。



大「おじゃまします。、、、なんか最近お母さん留守おおくない？」

私「ホントそうなんだよーw」




私「そういやーさ、彼女さん、振ったの？」

大「それがさー、もうしないからとか言ってこれからも付き合う事になった！

まぁ次浮気したら別れるけどね？w」

私「そーなんだ」

いつものように会話をしながら私の部屋へ向かう。

私「あっ！あのさ、四人で遊ぶ日、今週の日曜でいいかな？愛も涼介先生もおっけーだし」


大「あっ！ゴメン！その日俺もう一人生徒持つことになったから体験が今週の日曜でさーゴメンゴメン。高１で女の子らしい」

私「そー、、、なんだ、、、」




大貴君は私だけの先生じゃないもんね。






これからも沢山の生徒を受け持つから。







いつまでも私だけの大貴君だと思ってた。








ホントにバカ、、、









いつか大貴君は私にとって遠い存在になるのだろう。





私「いつなら空いてる？」

大「早くて今週の土曜かな？」

私「分かった」

大「Aちゃん最近、笑う事少なくない？最近笑顔見てない。」

私「そうかな？めっちゃ元気よ？」

そういって造り笑いをする。





だって大貴君にだけは迷惑掛けなくないから。




大「またそうやって。造り笑いするんだから。」


私「え？」




大「一緒にいる時間短いからって舐めんな」






いつもと違って低くて、男らしくて、真剣な声。









大「俺知らないようでAちゃんの事、知ってるから」




そういって私の頭の上に手をのせる。









心臓が破裂しそうな位ドキドキして




体中が熱くなる。









大「悩み事あるんなら言ってみ」


私「大貴君、、、(泣)」


昔から変わらず私は泣き虫だな、、、


大「ほら〜、もうそうやってすぐ泣かないの！」




そう言うといつもと同じ、落ち着くような声のトーンで話始めた




大「悩み事言って！これ強制だから。」

18→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す