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キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り俺らは教室に戻る。
その日の一時間目は移動教室だ。
ずっと心配してくれていた龍太郎に仲直りをした事を報告し、久しぶりに集まった3人は教室を出た。
廊下を歩いていると、前からは学校内でもひときわ目立ってる、ヤンキーやらギャル男やらの集団が…
その中に伊野ちゃんがいる。
確かに伊野ちゃんは目立つし、ギャル男系だ。
「伊野ちゃーん♪」
スキップしながら伊野ちゃんのほうに走っていく知念。
取り残された俺らは廊下の隅で知念が戻ってくるのを待っていると、集団のうちの1人が俺らのとこに近ずいてきた。
童顔、明るい茶髪、ふわふわの髪、←(真剣sunshineのPVみたいな感じ。)腰パンにはだけたYシャツ、背は俺よりちょっと高い…165cmぐらいかな。
耳には大量のピアス。この集団の中ではリーダー的存在だ。
その男が鋭い目つきでにらみながら徐々にこっちに向かってくる。
俺と龍太郎は視線をそらし、万が一何かあった時のために逃げる体制をとった。
そして2人の前に立ちはだかったその男は、ゆっくり口を開く。
「山田…だよな。俺は大貴。」
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作者名:ありやまメロディ♪♪ | 作成日時:2018年5月27日 13時