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それからしばらくは大ちゃんと会うこともなく、連絡すらとらなくなった。
彼女から大ちゃんを奪う勇気なんてあるはずもなく、距離をおいて、忘れる事が精一杯だった。
しかし、時間とは不思議なもので、時がたつにつれ、“別に友達でもいいや”と思えるようになり、返していなかったメールも、そっけなくだけど返すようになった。
ある日の放課後、俺は知念と街へ繰り出した。
「涼介と街で遊ぶの久しぶり〜」
2人で笑いながら歩いていた時…
「あれ?伊野ちゃんと大ちゃんじゃ〜ん!」
そう言って、引き留める暇もなく2人の所に駆け寄る知念。
三人は楽しげに会話をして盛り上がってる。
俺は三人と微妙な距離を保ち、会話に入らず知念の後ろでPHSをいじっていた。
「じゃあ僕らちょっと向こう行くね♪」
「え!?ちょっと待ってよ!」
2人仲良くどこかへ消えていく知念と伊野ちゃん。
気を使ったのか、それともただ単に2人の時間が欲しかったのか。
残された俺と大ちゃんは気まずい雰囲気のまま、近くの大きい公園へと向かう。
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作者名:ありやまメロディ♪♪ | 作成日時:2018年5月27日 13時