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好きな人の腕枕で寝る…甘く幸せな時間。
そして、ついさっきの夢のような時間を思い返していた。
初めて触れた男の人の体はとても大きくて
大ちゃんの体温はとても温かく心地良かった…
大ちゃんと一つになれてねすごく嬉しかった。
後悔なんてしてない。
だけど…
だけど…
一つになった時、違う女の人の名前を呼んだ事。
気のせいだよね?聞き間違えだよね…?
♪プルルルルル♪
静かな部屋に大ちゃんのPHSの着信音が響いた。
「でていい?」
「…うん。」
腕枕をはずして、ベッドの下に落ちていたYシャツを羽織る。
『もしもし、咲?』
…咲。
一つになった時に大ちゃんが呼んだ名前。
その名前は実在した。急激に高まる不安。
違う女の人の名前を呼んだのは気のせいじゃなかったんだ。
『俺?いや。おぉー咲は?そっか。じゃあまたな』
…ねぇ、もしかして咲って彼女?
まだ別れてないの?
どんどんわき上がる疑問。
信じたいけど、でも…
勇気をふりしぼって電話を終えた大ちゃんに聞いてみる。
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作者名:ありやまメロディ♪♪ | 作成日時:2018年5月27日 13時