救命医＋外科医＝相棒 (Ryosuke.Y)

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数時間前＿＿＿








Aside






季節は秋
といっても、まだ残暑が残る熱い日のこと



いつもより早めに仕事を終え、私は甥っ子とお祭りに来ていた









地元で毎年開催されるこのお祭りは、全国的にも有名な方で



毎年甥っ子に連れてって！って言われるけど
この時期になると何かと忙しくなるため
ここ数年一緒に行っていなかった



けれど今年は珍しく仕事が落ち着き、やっと一緒に行けることになった









ジリジリと照りつける太陽は、疲れが溜まったおばさんの体には響くようだ




そんな私に追い討ちをかけるように


「Aー！置いてくぞー！早くー！」






.








…もう少しゆっくり歩いておくれ少年



もう一度言おう。おばさんだから響くんだ





この元気すぎる甥っ子の名前は、大貴









『分かった分かった。だからもーちょいゆっくり歩こうか』


「えー！Aおばさーん！」








…何度でも言うぞ。


私はおばさんだぁ！！！









.









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「あ！ライダーだ！」


きゃーってはしゃぎながらステージの方に走っていった




近頃のテレビに疎いおばさんには、ライダーというものにピンと来ないらしい


なんかよく分からん着ぐるみのことらしい







…やっぱ歳とったなぁ



.

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