生意気だけど君が好き【hk×ar】

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好きって…最近大ちゃんも好きな人いるとか言うし、俺の周りが恋だらけで置いてけぼりを食らっている気がする。

もう、恋ってなんだよ。

「いや、みんながみんな恋にうつつ抜かしてる訳じゃないんだからね！君もほら、早く仕事に戻りな？」

「はあ？あんたねぇ、」

「ちょ、2人とも何喧嘩してんの！？
お前なにひかに突っかかってんだよ」

女の子がブチギレそうになったところでタイミング良くこちらに顔を出した大ちゃん。
大ちゃんが俺を庇うような言い方をしたせいで、女の子が泣きそうになってしまった。

「なんで八乙女さんの味方するの…？」
「いや、俺はそんなつもりないけど、
ひかからお前になんかすることないだろうからさ」
「…っ、もういいよ、すみませんでしたあ」

不貞腐れたように吐き捨てて逃げるように去ってしまった。

「ひか、なにがあったの？」
「え、俺も正直わかってない」
「…は？」

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