＊ ページ13
ある休日のこと。
家でゴロゴロとネットサーフィンをしていた時、
大ちゃんから連絡が来た。
別にそれだけなら特に気に留めないし、
いつものくだらないやり取りでクスッと笑えばいい。
ただ、俺は今、その内容にびっくりしすぎて
自分の感情がよくわからない。
まさか大ちゃんから恋愛相談がくるなんて…！！
ええ…？
"俺の好きな人、歳上で先輩だけど、
俺が生意気な後輩でも結局は許してくれるんだよね"
まさかの歳上。
"だけど全然意識してくれなくてさあ"
"で、俺がこんなに可愛さでアピールしてんのに
全然気づかないってどういうこと！？"
ん？
ちょっと待ってくれ。
おい有岡ああ！！
あざと可愛いのはわざとだったのかよ！！
たまに本当に天然ぶりっこだけど、
可愛いの自覚してたんだな！？
小悪魔め…そんなところも可愛いけど。
でもそうか、歳上のお姉さんなら、
かっこよさでいくよりも可愛さで母性本能を
刺激した方が上手くいくかもしれない。
なるほど。
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作者名：しゃろむ。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/PLAYLIST01/
作成日時：2019年8月1日 3時
