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時は来た。
このステージで、明日。
デビューするんだ。
ずっと憧れて夢見てた、バンドライフ。
高校生になってこの仲間と出会う。
「ゆーとあれでしょ、
スティックとか回しちゃったりするんでしょ」
「うぇーい！！って？」
「いやそんなんじゃないし。
そもそも持ち方もちゃんとあって、手首を」
「わかった、わかったから。マジレスすな」
「…」
部活動見学でBEST OF MATEに出会い、
「薮くんの滑舌が心配」
「なあんでだよ、」
「俺は大ちゃんが噛まないか心配」
「噛みませんから！」
あの楽器ショップで、UNIONと出会った。
「今回も？」
「そう。成功を願うよ」
「じゃあきっと大丈夫だね」
「うん…黄色いベースにかけた想いを忘れない」
黄色いベースから繋がった大事な場所。
中学生のあの日の偶然は、必然性を帯びる。
文化祭の初めてのステージで
このベースにかけてからずっと、
一緒に歩いてきた。
光くんとこのベースは心の支えになってくれる。
大好きな光くんは変わらず憧れの存在で、
Lightさんは憧れから尊敬するアーティストに昇格。
黄色のオーラで暖かく包み込む。
私のラッキーカラーはいつでも黄色。
出会いが生んだ奇跡をこれからも何度だって、
ずっと、限りない夢を描いていきたい。
「明日だね」
不安と共に緊張が押し寄せてくる。
それを解してくれるのは仲間の存在。
そして、光くん。
培ったものが今、光る。
「みんなと一緒なら、
どこまでも行ける気がするんだ」
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作者名：しゃろむ。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/PLAYLIST01/
作成日時：2018年5月18日 4時
