* ページ41
プロのバンドとしてメジャーデビューするには
様々な準備が必要で。
スカウトを受けたいという旨を伝えてから、
デビューに向けて、直ぐにたくさんの人が動く。
UNIONも私たちのために尽力してくれた。
これまたプロのカメラマンに
宣伝のための写真を撮ってもらう。
当たり前だけど私が1番小さいから真ん中。
「ゆーとデカいからもっと端いけよ」
「いのちゃんだってそんなに
Aに近づかなくてもいいじゃん」
「ゆーとがくっついてくるからだろ!」
…結局こうなるんかい!
「仲良くていいねぇ。じゃあその仲の良さを
カメラ目線でアピールしてみて!」
遠回しにカメラ見ろって怒られてんだけど。
真面目にポーズを決めるけーとが
いつもの何倍も大人に見えるよ…
「ゆといのはけーとを見習いなさい」
「つ、ついにAも薔薇の素晴らしさに目覚め」
「バカなこと言ってないでカメラ見て。」
「…はい」
確認の時、自分たちのキメ顔にみんなで笑った。
「やべぇけーと最高!首据わってねー」
「そんなことないでしょー、大丈夫ですよ」
「まさかの自覚無し」
特にいのちゃんはけーとがツボらしい。
確かにいがぐりぼーい感は否めないけども!
そんないのちゃんはキリッとしてて
割とかっこいい感じに仕上がってた。
…ちぇっ。これだからイケメンは。
プロに綺麗に撮ってもらうのは照れくさい。
緊張やばいかんねまじで。
なにより1番恥ずかしいのが、
「ゆーと爽やかに撮れてるじゃん」
「俺にも身長を…」
「諦めろ」
「ひかひでぇ」
光くんたちが見に来てくれていること。
「大ちゃんは可愛いからそのままでいいよ」
「薮くんはスタイルおばけだからそう言えるの」
「ナチュラルにイチャつくやつねご馳走様です!」
「…」
最近ゆーてぃ壊れてるよね。
お母さんちょっと心配だよ。
120人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゃろむ。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/PLAYLIST01/
作成日時:2018年5月18日 4時