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「Aがこのままだと
俺らも練習に身が入らないんだよね。
早いとこ演奏の時だけでも切り替えられない？」
ゆーてぃが軽くドラムを鳴らしながら言う。
「昨日はごめん」
「なんで謝るの？」
「え、だって」
「俺はAのしたいようにすればいいと思うよ。
Aが決めたならそれでいいんじゃない？」
昨日も言ったけど！なんて笑ういのちゃん。
「ありがとう」
「…」
「でも、私バカだった」
「知ってる」
「ゆーとぉ…」
納得のいかない様子のゆーてぃに、
けーとがタジタジ。
そんなBESTに私はハラハラ。
「バカだけど、そういうバカじゃなくて…
光くんのこと好きなのに、
アーティストと一般人だからって決めつけて、
しょうがないって勝手に思い込んでたみたい」
ちゃんと前向きになったじゃん。と、
ゆーてぃはふんわり笑みを浮かべる。
「それに、私が好きなのは光くんであって、
憧れのLightさんじゃない」
「いいこと言うね」
「だから、また正面から好きでいようと思う」
「…そっか」
前向いて行こうぜ。
「今日は練習の気分じゃないなぁ。
ねえゆーと、どっか寄って帰ろっか」
言葉にしなくても、なんだかんだいって
メンバーは私の味方でいてくれるから。
このBEST OF MATEに感謝してる。
明日からまた、みんなでたくさん練習したい。
「…ありがと、私光くんのとこ行ってくる」
「行ってらっしゃーい」
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作者名：しゃろむ。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/PLAYLIST01/
作成日時：2018年5月18日 4時
