みねらるうぉーたー【Yuto.N】 (ページ10)

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付き合うってどうすればいいんだっけ。

「おはよ！」
「お、おはよ…！」
「なに、緊張してるんですか」
「ダメですか」

「…かわい、」

裕翔くんってずるいよね。

「あのさ。名前、呼び捨てに変えてもいい？」
「うん。いいよ？」
「じゃあA、も俺のこと呼び捨てにしてね？」
「わかった…？」
「そこはさ、わかったよ裕翔、でしょ？」
「ごめんて。許して裕翔…？」
「…」

全部に疑問符がつく謎のオプションをつけた会話。
裕翔の沈黙で幕が降りた。

「今のってわざと？」
「え、何が？」
「…だよね。わかってた」
「…」

え、だから何が？

「あ、俺デカイから自然と上目遣いになるんだ」

あーなるほど。
全く気にしてなかったけど、
そういうことですか中島さん。

「裕翔と話すと見上げることになるから
なるべく首を疲れないようにしてるんだけど、
それが裕翔からすると上目遣いに見えるのか」

そういうと一瞬真顔になって
お腹を抱えて笑い出した。

私は、真顔から凄い勢いで笑う裕翔にツボって
お腹を抱えるほど笑いが止まらない。

今の私たちは周りから見たら
引くほど笑いまくる変人だろう…
でも面白いのは面白いんだからしょうがないよね。

「今の写真撮ってたら凄い面白いの撮れてたかも」
「楽しさは伝わるだろうね…」

これからもしょうもないことで笑って
楽しさを共有して心のカメラに刻んでいきたい。
なんてクサイかな。

「あ！Aここ入って！はい、チーズ！！」