10周年を迎えた俺たちの絆＿。2

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「あぁ、起きちゃった
大丈夫？どこも痛くない？」




怯えた目をする薮ちゃんの頭を撫でて、こっちに向かいながらそう言ってくるたま。




山「…何でここにいるの？」



玉森「俺もわかんない、」


山「なんでそんな薮ちゃんの親しいの？」


玉森「光達の過去聞いてたらわかると思うんだけど、俺も光達と同じところで育ったからかな？
…あと、なんかわかんないんだけど薮がJUMPで過ごした記憶だけ抜け落ちてるみたいで…」




深刻そうな表情でたまがそう言ってくる。


山「でも、さっきまで放送してたのってたまだよね…？」

玉森「放送？あぁ、俺のとこにも放送が流れて…書いてある時間になったら 放送して、原稿通りに読まないと俺のメンバーもここに連れてくるって書かれてたからさ」


山「…じゃあ、たまは犯人じゃないんだ…」


俺がそう言うと、うんと頷くたま。


…あれ、そう言えば…



山「伊野ちゃんと、ひかと雄也は？」




玉森「…あぁ、薮に忘れられてるショックで今は端っこの方でうなだれ中」



そう言いながらたまが指さした先を見ると、3人が3人で肩を寄せ合いながら号泣している姿が見える


山「…あ、そうだ…
ね、放送してもいい？」


玉森「俺はいいけど…なんで？」


山「みんなにもここ来てもらう、」

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