10周年を迎えた俺たちの絆＿。2 (ページ26)

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みんなに聞きに行こう、と言って立って病室を出ようとした途端扉の向こうからノックの音が聞こえてくる

知「はーい」

もう既に出ようとしていた所への訪問者、知念が若干嫌そうな声で返事をして扉を開ける。

光「あ、どっか行こうとしてた？」

山「え、ひか」

髙「起きたかなー、って見に来た！」

圭「それに、伊野ちゃん探し！」

裕「急にいなくなるからさ…」

有「てか病室きめたの誰！？起きたら岸くんがいたからびっくりしたよ！？」

岸「声おっきかったですか？」

岩橋「ほんと岸くん迷惑…」

神宮寺「だね、」

そんな突然の訪問者は、まさに会いに行こうとしていたみんな。

伊「…薮は？」

光「薮？あれ、薮は？」

薮「あ、みんないた！急に迷子なっちゃって…」

髙「えぇ？」

…なんかすごいタイミング良いけど、そこは気にせずに…

とりあえず、全員揃ったのなら丁度いい。

山「ね、たまが警察に出頭するって言ってるんだけど…どう思う？」

伊「じゃあまず、お手本の意見行きます
俺は、行って欲しくない。言っちゃえば俺らが訴えなければたまは別に何も悪いことしてない。…それに、そのもう一人の子全部の責任おってくれてるみたいだよ？」

伊野尾ちゃんがそう言ってネットニュースを見せてくれる。

玉森「…金銭目的で誘拐した…、」

光「なんか何がどうなってんのか知らないけど世間的にたまがこの事件に関わってるとはバレてないんだったら出頭して欲しくない」

ひかのその言葉に俺も！とみんなが言い出す。

…薮ちゃんを除いて、

光「薮？」

薮「…」

玉森「…薮にはひどい言葉いっぱい言ったし、暴力だって奮った、それに記憶失くした演技しろ、とか言ったし許してもらわなくても大丈夫、ちゃんと出頭…」

「だめ。」

出頭すると言いかけたたまの言葉を遮った声は薮ちゃん。

薮「…俺こういう空気苦手だから言うね？
さっき先生に聞いたらみんな目覚めたらもう帰っていいらしいし…マネージャーさんから今今日と明日はPrinceのみんなも俺らもたまも休みでいいらしいから
俺ん家でパーティーしよ！言ってしまえば、思い出してからの再会だし！なんか感動的じゃない？」

ニコニコしながらそう言った薮ちゃんは、嘘をついている素振りなんて一切なくて…、

玉森「…薮、いいよ？俺出頭する…」

薮「俺がやだよたまとずっとジャニーズ活動続けていきたいもん」