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山「もう六時だ…。」
そう呟いてから、もう数十分が経つ。
山「そろそろ出るか、」
何故だか、車を運転する気にはなれず 徒歩で平王高校へと向かい始める。
「あれ、山田？」
家から出て数分も経たないうちに後ろから聞こえてきた声に気づき 後ろを向く。
山「え、薮ちゃん？」
薮「なんで歩き？」
俺の近くで車を停めた薮ちゃんが、窓からそう聞いてくる
山「なんか運転する気になれなくて、」
薮「そっか、でも遠いよ？歩きだったら」
山「うん、遠いよね、」
何故か人肌恋しかった俺は、まるで乗せて。とでも言わんような表情を出してみる。
薮「乗りな？」
それを見兼ねてか、薮ちゃんがそう声をかけてくれる
山「うん、ありがと。」
素直にそう言って、助手席へと乗り込む
薮「怖い？」
運転を再開した薮ちゃんが、不意にそう聞いてくる
山「…少しだけ」
薮「大丈夫だよ 何かあったら俺が守るから」
少し弱音を吐けば、有り得ないほどかっこいい台詞でそう返してくる。
山「ありがとう、
…あ、あれ大ちゃんじゃない？」
薮「え？本当だ、 大ちゃんも歩いてる」
そう言った薮ちゃんが、大ちゃんの近くで車を停める
それに驚いたのか 大ちゃんはこっちを見て目を見開いている
山「大ちゃん、何で歩いてんの？」
有「え、なんか…怖くて、手震えちゃいそうだったから車運転できないなって」
薮「乗る？ここから、車でも二十分かかるよ？」
有「え、そんなに！？じゃあ乗せてもらおっかな、」
薮「うん 乗りな」
山「なんか、このまま全員乗ってきそうだね笑」
有「ごめんね！」
薮「大丈夫だよ笑」
そう言って、また車を発進させる薮ちゃん。
少しずつ距離が近づくにつれて、俺の胸の高鳴りは、どんどん大きくなっていった。
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イチゴ♪ - こういう小説大好きです！！！！！頑張って下さい！応援しています！ (2018年2月4日 14時) (
レス) id: efa6e0b80d (このIDを非表示/違反報告)
ななか - すっごく面白いです！完結まで頑張ってください！読み続けます！ (2017年10月16日 18時) (レス) id: 72dfcff57a (このIDを非表示/違反報告)
ﾛｰﾙｹｰｷ裙(プロフ) - あいす。さん» コメントありがとうございます！伝授できるような知識はありません、笑 いい作品…。もう凄く嬉しいです！ でも駄作ですよ？笑 本当ありがとうございます！頑張ります！ (2017年10月10日 22時) (レス) id: d716b5bb7e (このIDを非表示/違反報告)
ﾛｰﾙｹｰｷ裙(プロフ) - 勇美さん» コメントありがとうございます！よし、神宮寺くんとPrince。沢山出します。笑 はい！頑張ります！ (2017年10月10日 22時) (レス) id: d716b5bb7e (このIDを非表示/違反報告)
ﾛｰﾙｹｰｷ裙(プロフ) - mashiro さん» コメントありがとうございます！はい、頑張ります！これからも読んでいただけたら嬉しいです！ (2017年10月10日 22時) (レス) id: d716b5bb7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾛｰﾙｹｰｷ裙
| 作成日時：2017年9月8日 19時
