新グループは女だけ！？ (ページ46)

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46話ページ46

知念さんと薮さんが私の先生をしてくれることになった。

特に知念さんがしてくれるのは意外だったけど、頑張らなきゃ…

宏太「違う！そこはもうちょっと伸ばして！」

A「はい！」

侑李「何度言ったらわかるの？回るタイミングが違う。」

A「はい！」

ほんとにスパルタだけど、2人がいなかったらと思うと、怖くなる。

侑李「…ちょっと休憩。」

A「はい…」

宏太「なぁ。君さ…なんでこのオーディション受けたの？」

A「え…？」

薮さんが衝突に聞いてきた。

侑李「あー、たしかに。どっかのグループのファン？」

A「実は、ジャニーズさんのどこかのグループにファンクラブ会員として入ってる人はオーディション受けれないことになってたんです。」

侑李「え、そうだったんだ！」

A「はい…私は姉に勧められてこのオーディションのこと知って…」

宏太「へぇー…他には？」

…到底、会いたい男の子のためにも受けた…とは言えないよね…汗

A「あ、あーー…あとは、

・

私…親いないので、姉に迷惑かけてばっかりだった自分を変えたかったから…ですかね。」

宏太「ふーん…なんか聞いたらいけないこと聞いた気がする。笑

ごめん。」

A「親のことですか？

気にしないでください！

私、小さい頃に亡くしてるんでこれが…当たり前…みたいな感じなので…」

心はいたくなるけど、平気。

私にはお姉ちゃんがいる。

侑李「なんでそんなこと聞いたの？」

気を使ってくれたのか、知念さんが話を変えてくれた。

・

宏太「いやー、俺、(名字)さんのことなんにも知らないなって思って。

まぁ、知らなくてよかったんだけど。」

A「…………」

薮さんでもグサッと刺さる言葉、言うんだ…汗

侑李「あ……そろそろ時間だね。

あと1回通したら終わろう」

A「はい」

そして、私は全力でやり切った。

・

宏太「うん。まぁいいと思う。

これが本番で出せるかだけど。」

侑李「明日か…

僕達が教えたんだからちゃんとやりなよ。」

A「はい！ありがとうございました！」

・

そして、運命の福岡公演初日がやってくる。