19話 大貴side ページ19
雄也「19番の子…全員に教えるんだ。」
涼介「単純に断れなかっただけだろ。 断れなかったあいつも悪いけど教えてほしいって頼んだやつはもっと悪いよな。」
大貴「うん…」
・
そう。
19番の子が全員に教えなければならなくなった
自分の練習もしたいはずなのに…
優しすぎるだろ…。
あれじゃあ、他の子が得するだけじゃん。
どうにかしてあげたいな…
大貴「ねぇねぇ」
俺は、19番の子に話しかけた
A「私ですか…？」
大貴「そう、君！ ちょっと、ついてきて！」
涼介「！？
大ちゃん！？」
雄也「どこ行くの？」
大貴「残り時間この子連れてくね」
涼介「はぁ！？」
大貴「大丈夫！それまでにここ、戻ってくるから！
よし！行こう！」
A「え…」
俺は、19番の女の子を連れて隣のレッスンに行った
A「あ…あの…」
・
大貴「君…自分の練習したかったんだよね？」
A「え…」
大貴「みんなに教えてほしいって言われて断れなくなったんでしょ？」
A「はい…」
大貴「だから、みんなに教えてあげてた優しい君にこの部屋残り15分貸したげる！」
A「え！？…いや、悪いですよ！特別扱いになっちゃうし…」
大貴「いいよいいよ！俺の権限で。笑
それにいまから、あっちの部屋戻るのもきつくない？」
A「それはそうですけど…」
大貴「ほら、時間なくなっちゃうよ！」
A「ありがとうございます！」
19番の女の子は俺に笑いかけた
大貴「…////」
やばい…普通に可愛いんだけど…///
大貴「あ…わからないとこあったら聞いてね？」
A「はい！」
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作者名：柚姫 | 作成日時：2017年9月19日 23時
