JUMP Princess ＊6＊

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今日は侑李と2人でお出かけ。



「たまにはね」って珍しく電車に乗って移動してます。



『ねぇ、侑李、いつもの事だけどさ、それ変装になってる？』



パカーンとおでこを出してキャップを後ろに被り、黒縁の伊達メガネをかけてるだけの侑李。



侑｢大丈夫でしょ。Aだってメガネだけじゃん。｣



『ん、、でも私はそんなにお顔全開で出してないから。』




侑｢まぁ、バレたら走って逃げればいいよ。｣



『走るんだ(笑)』



侑｢あ、次降りるよ。｣



『うん。、、、て、ここって。』



電車を降りて、そのまま手を繋いで向かった先、、。



『私の家じゃん。』



侑｢そ。行くことはお兄さんに伝えてあるから。｣



『え、いつの間に？』



侑｢いいから、いいから。ほら、行こ？｣



チャイムを鳴らすと、すぐに出迎えてくれたお母さんと兄ちゃん。



母「おかえりなさい。ほら、早く入って！知念くんもゆっくりしていってね？」



侑｢はい、お邪魔します。｣



リビングに行くと、テーブルの上には私の好物ばかりが並んでいた。



母「お腹すいたでしょ？張り切って沢山作ったから、食べましょ？」



侑｢うわっ、すごい！美味しそう！｣



兄「知念くんは酒飲む？」



侑｢あ、いや、お茶でお願いします。｣



母「ほら、Aも立ってないで早く座んなさい！」



『あ、、うん。』






もう、、、なんなん、、？



いくらなんでも、こんなに沢山食べられないし。



兄ちゃんなんて既にお酒入ってるのか、妙にテンション高いし。



侑李だって、人見知りだから私の実家に来るなんて、ものすごく緊張してるだろうに、、。



わかりやすいなぁ、もう。





『ごめんね、、、ありがとう。』



そう呟くと、一瞬みんなが私を見てから、また何事も無かったように会話を始める。







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