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山ちゃんが途中で待ってくれていて、一緒に向かう。
でも、ここって……
「山ちゃん?」
都会からは少しはなれた小さな一軒家……ではなく、大きいアパートみたいな場所。
『ここは、俺たちタレントが住んでる場所だよ。
もしもの時のためとか、迎えの短縮とかのために作られた場所。
まぁ、希望する人のみなんだけどね。』
そんなとこがあったんだ……
『大体の人は、もうひとつ家を持っていて、何かあったとき用に借りている人もいるんだ。』
さ、さすがアイドル……
『ここがおれの部屋だよ。』
山ちゃんが中に入っていくのに続いて自分も中にはいる。
でも、もしかして……
一週間ここで……!?
「おじゃまします……」
『ははっ、そんなに賢まんなくても大丈夫だよ。お茶いれるからソファーに座ってて、なんか軽く作るよ。』
「う、うん、ありがと、」
『ほい、』
「わぁぁぁっ!す、すごい」
山ちゃんが作ってくれた料理はどれも美味しくて、とても短時間で作ったとは思えないクオリティだった。
そして、食後のデザートに小柄なケーキを出してくれた。
「ありがと!!山ちゃん!!」
『ん、たべな。』
「……ん〜おいしい!山ちゃんも食べて?」
そう言うと山ちゃんは
『あー、』
口を大きく開けて待ってる。
これって……
「え、あ、……んもぉ、……はい、」
ちょっと照れくさかったけどあーんをしてあげると満面の笑み。
まぁ、その笑顔がみれたからよかった。
ケーキも食べ終わってお風呂も入らせてもらって、のんびりとした時間が流れる。
さっき、山ちゃんがお風呂に入ってるときにおばさんに電話をしたら、光お兄ちゃんを呼ぶから大丈夫よ。っていってくれた。
あ、光お兄ちゃんっていうのはおばさん、おじさんのお孫さんで、デザイナーさん。
たまに手伝いに来てくれるんだ。
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作者名:littlestar x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=littlestar03
作成日時:2020年12月9日 14時