赤さんと緑さんの恋物語2 (ページ40)

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___あの日から１ヶ月。

おれとけーとは妊活を続けている。

そして、けーとに求められるまま毎日なかだしししている。

身体ができていないということに戸惑いはあったけど……

『…ッ』

「あ、まって、」

ｷﾞｭｯ

『けーと？でも…』

「もう少し……繋がってたい……」

けーとに求められたらおれも歯止めが効かなくて……

いつもならすぐ抜く自身も、弱々しく止められたけーとに従うように中に入ったまま。

「………来週の検査には身体できてると良いな……」

ふわっとどこか不安を残したまま笑いながら言うけーと。

でも……

『あんまり期待してるとまたできてなかったとき落ち込むぞ？』

「ふふ……それでもいい……」

『けーと、』

「もし、できてなくても……おれは諦めたくないの。山ちゃんとの赤ちゃん……」

「それに、今回はいけるんじゃないかなって思ってる。

山ちゃんのがいっぱいおれのなかで溜まってる気がして…奥まで届いてる気がするんだ。」

『そうだな。おれもあきらめない。

ゆっくり頑張れば良い。

でも…』

_____もう妊娠してたりして……！

【社長室】

ｶﾀｶﾀｶﾀ

けーと、書類確認しに行ってから随分経ってるな……

様子見に行ってみるか。

【秘書室】

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

“36.6“

微熱……か

ﾊｧ…早くあがって病院行った方が良いかな……

だるい…

__今朝から体調が良くなくてからだのダルさと少しの熱……

普通なら病院行くような症状じゃないけど…

もう、一人の身体じゃないから……

ｺﾝｺﾝ

「…はい？」

ガチャ『けーと？書類見つかったか……って、』

「あ、ごめん、」

そんなに時間経ってたのか……

『どうした？体調良くないのか？』

「うん……あの、病院行くから今日早く上がっていいかな？」

『そんな、確認することない。いまからでも行った方が良い。病院には一人でいけるか？おれもついていこうか？』

「大丈夫。そこまでじゃないし、熱もないから…

でも…」

『…うん、わかってる。お前だけの身体じゃない。なにか少しでも異変が起きたら病院に行った方が良い。』

「うん、ありがと。」