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___翌朝。
昨日のことが頭から離れない……
自分がどうしたいのかって……
『……けーと?』
「あ、やまちゃ……おはよ…」
目が覚めてぼーとしてたな……
早く起きなきゃ……
『どうした?』
「なんにもないよ。…ごめん、すぐ起きるね。」
そう言って起き上がろうとしたら。
『…けーと。時間はまだ大丈夫だから。
どうした?俺には話せそうにない?』
山ちゃんに止められてベットに逆戻り。
でも、昨日のこと考えてるって言ったら……
山ちゃんはなんて言うのかな…?
もう、おれとは……
ううん、山ちゃんはおれとのこと真剣に考えてくれてるんだ……
大丈夫。
「ちょっと考え事。
大丈夫だから。ね? 」
『…そうか、無理すんなよ?』
「うん、ありがと。」
大丈夫だって思ってたのに……
昼休みいつも通り山ちゃんとって思ってたんだけど、
『わり、ちょっと話したい人がいるから出るな?』
「そっか、わかった。気を付けてね?」
『ん、』
頭を撫でて外に出ていった。
「んーどうしようかな……」
一人になったおれはろうかを歩いていた。
〈あれ、けーと。〉
「あっ、ちぃちゃん!」
後ろから声をかけられて誰かと思ったらちぃちゃんだった。
ちぃちゃんは山ちゃんと俺の幼馴染みの一人。
少し前まではフリーだったのに、山ちゃんが会社立ち上げの時に声をかけたら快く受け入れてくれたみたいで。
いまじゃなんでもこなしてみんなから頼りにされている存在だ。
〈どうしたの?こんなところで。 涼介は?〉
「あ、山ちゃんは外に用事があったみたいでいま出てるの。」
〈へぇ、じゃあ、けーと一人?〉
「うん、そうだけど、」
〈じゃあ、ランチ行こうよ。〉
「うん、いいよ、」
ちぃちゃんに誘われたおれは外へランチしに行くことになった。
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作者名:littlestar x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=littlestar03
作成日時:2020年12月9日 14時