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山ちゃんを、、信じる…
電話が切れてしばらく黙ったままの空気が流れていたとき……
「…けーと、好きだよ。」
山ちゃんが呟いた。
「やまちゃ…」
「信じてくれる?」
信じられない……
でも、信じたい……
「おれも……山ちゃんが好き…」
山ちゃんの顔は見れなくてうつむいたままだけど…
でも、山ちゃんが ふふって微笑んだのがわかった。
「けーと、おれと付き合ってください。」
「おれで、良ければ…。」
顔をあげてそう、言うと
「けーとじゃないと嫌なんだけど?」
って、言ってくれた。
「「ふふ、」」
ふたりで目を合わせるとなんだか照れくさかった。
__
後日談
「でも、ゆーやとゆーとが付き合ってたなんて…」
「ん?まだ疑ってんの?」
「そんなことないよ?でも、ゆーやが辛そうだったからさ。……おれは、無理だなぁ…」
「え?」
「山ちゃんが、フリだとしても誰かと付き合ってるの、イヤだな、って…」
「けーと…」
「ゆーやにちゃんと、言っておかなきゃ。」
「なにを?」
「ゆーとと幸せにねって。」
「そうだな、あ、じゃあさ、迷惑かけたのはおれらなんだし、なんかプレゼントしようよ!」
「いいね!それ!」
「ふふ、"デート"だな?」
「へ?あ、そ、そうだね、」
「照れてる?」
「照れてない!」
「まぁ、これからたくさん照れたかお見せてもらうけど。 チュッ」
「っ〜〜〜」
「大好きだよ。」
「…〜〜けーとも、山ちゃん大好き……!//」
end.
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作者名:littlestar x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=littlestar03
作成日時:2020年12月9日 14時