検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:24,368 hit

& ページ29

………



「な、なに言って…」



いま、なに言った…?




そんな、





「うそ、でしょ?

山ちゃんとゆーと付き合ってたんじゃないの?」





「付き合ってないよ。


付き合ってるフリしてただけ。」




フリ?






「もっと、言うと、



おれがすきなのは




けーとなんだよ。」









「そ、そんなこと言われても…」





信じられない!



なんで、いま、そんなこと、






「…けーと、お願い…信じて…」




「そんなこと言われても……」





信じられるわけない……




「わかった、じゃあ、ゆーとに電話して聞いてみてよ。」




一歩引いたまま信じないおれにムスッとした表情で言ってきた。



確かに、ゆーとに直接聞けばなにか言ってくれるかも……!!






「わかった…」








プルプルプル







『プツッ……もしもし?』



「あ、ゆーと?けーとだけど、あの、聞きたいことがあって…」




『ん、なに?……(ユーヤ、シー 』




え、いま、小さくだけど"ゆーや"って…





どういうこと?






「あの、ゆーとは、山ちゃんと付き合ってるんだよね?」





『なに言って…あ、そっか、 ううん、付き合ってないよ。

それは、…あ、ちょ、『けーと?』 』




「え、ゆーや…?!」



いきなり、代わった電話からははゆーやの声…




『うん、そう………っ、 あの、ゆーとはおれと付き合ってるの。』




「え…どういうこと?」




『けーとと山田が両片想いだったのを見かねてやったことなの。だから、ゆーとと山田は付き合ってないよ。』




ゆーやが言い切るように言うけど…




頭が働かない。





でも、





"けーと、素直になっていいんだよ。山田を信じてあげて?"







その言葉が心のなかに響いたことは確かだった。

END→←&



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:littlestar x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=littlestar03  
作成日時:2020年12月9日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。