& ページ28
_
Keito
《今から行くよ。》
そう、連絡がきたのは仕事から家に帰ってきて10分後だった。
山ちゃんにちゃんと気持ち伝えよう…
それできっぱり諦めるんだ。
でも、山ちゃんもおれに話があるって言ってた…
なんだろ……
その前にはなしておきたい人がいるって……
それに、今日山ちゃんがゆーやを呼び出したのも、、
頭の中がごちゃごちゃしてて、考えているとき、
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
山ちゃんきたかな？
「はーい！」
「ん、お邪魔します。」
「うん！」
いつもと同じだ……
でも、様子がおかしい。
リビングに入って、山ちゃんがソファーに座るのを見ておれも紅茶を入れて山ちゃんの隣へ。
「ありがと。」
「ぇ！あ、ううん、」
いつもやってることなのに‥‥お礼言われることなんて滅多にないのに……
やっぱり、何かあったのかな…‥
「山ちゃん…なにかあった……？」
「え、？」
「あ、いや、なんか様子がおかしかったから、どうしたんだろって思って…」
「あ、いや、ちょっといろいろあって…
そのいろいろのなかにけーとのこともあるんだけどさ、」
「え？」
けーとのことも……?
「あ、いや、それよりけーとなんか話し合ったんだろ？聞いてもいい？」
急に話し変えてきた…
でも、ちゃんと、言わなきゃ、
「うん、……おれさ、山ちゃんとゆーとが付き合ってるって言うのわかってる。」
「え？」
「でもね、ずっと、山ちゃんのことがすきだったの。」
「けーと……」
「だから、けーとのこと、フってほしいの！」
「……」
「や、山ちゃん？」
黙っちゃった……
「………ほんと？」
「うん。でもね、ちゃんと、諦めたいから、だから…っ、！」
いま……何が起きてる…！？
目の前に山ちゃんがいて……
キス……されてる……?!
……いやっ！！！！だめだよ！！！！
「っ、山ちゃん！！」
「、けーと？」
山ちゃんを離して向き合う形になる。
なんで、いきなり、あんなこと……
「ごめん、」
「山ちゃん、なんでこんなこと、山ちゃんはゆーとと付き合ってるんだよね?!
なんでっ、
「付き合ってないよ」
え、」
"ゆーととは付き合ってないよ。"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：littlestar x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=littlestar03
作成日時：2020年12月9日 14時
