赤さんと緑さんの恋物語2 (ページ27)

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Ryosuke

『なに？やま、話って…』

「ゆーと。あのね、もう、大丈夫だよ。」

撮影おわり。

けーとに話があると言われた。

おれもちゃんと話したいって思ってたからちょうどよかった。

ほんとはすぐにでも話したいけど、でも、その前にゆーとにちゃんと言っておきたくて。

楽屋にそのまま残ってもらって話をすることに。

『やま…それって…』

「うん。あんなことしてけーともゆーやも傷つけた。」

『っ、…ゆーや、も…？』

驚いた様子のゆーと。

「ゆーと、気づいてなかったんだね……

ゆーやずっと、おれに提案をしたあの日から辛そうにしてた。

今日も。……もう、苦しめないであげて？、」

ゆーやのこと……大切な人のこと……

『そんな、おれはただ、やまとけーとが……』

「わかってる。でもね、ゆーと。間違ってたんだよ。

だめだよ。自分の大切な人を傷つけちゃ……」

『やま…おれは…どうすれば…』

「…ゆーと。ゆーやに自分の気持ち伝えてあげて。」

『自分の‥気持ち、』

ゆうとが考えるようにそう呟いたとき、

『やまだ？話って………ゆ、と、』

『たかき、くん…』

「ん、ちゃんとふたりで話しな？」

ポンッとゆうやの肩にして、おれは楽屋を後にした。

ふたりの気持ちがすれ違う前にと思って、ゆうやに、もう一個の楽屋で待ってもらってたんだ。

ちゃんと…話が出きればいいけど…

ふたりが気になるけど、おれも行かなきゃ…

けーとの元へ。