赤さんと緑さんの恋物語2 (ページ23)

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"おれさ、やまと付き合うことになった"

ゆうとが放ったその言葉に頭が真っ白になった。

撮影終わり、山ちゃんのおすすめのカフェに行くと少し高級そうなお店。

山ちゃんが個室を用意してくれていて、

もう、カフェだって疑っちゃうくらいのお店だった。

席についてそれぞれ注文をして、いつもみたいに仕事のはなしとか、話していて…

そこまで話していたゆうとが突然黙ったからどうしたんだろうと思ったところにあのひとこと。

「そっ、かぁ……おめでと？でいいのかな？」

『うん！ありがと！』

笑顔で祝福してあげることができていたかな？

笑顔で返事をしてくれるゆーとに自分の顔がひきつっていないか心配。

『けーとってそういうの偏見無いの？』

「うん、ないよ？」

知念が話をふってくれる。

『え、好きな人が男とか？？さすがにそれはないか！笑』

「当たりかもね。」

冗談っぽく言ってくるゆーとにボソッと呟く。

『けーと？』

「ううん、なんでもない、山ちゃんとゆーとお似合いだと思うよ！お幸せにね！」

知念が不思議そうにしてるけど、もう、この気持ちは諦めないと行けないから。

「うん、ありがと！まぁ、仕事には影響させないからさ！」

『当たり前でしょ？』

「山ちゃんゆーととの時間大切にね。ふたりとも忙しいんだから。」

「そうだね、」

『そこまでしなくても声きけるだけで嬉しいから。毎晩電話しようね！』

「ふふ、山ちゃん大好きだね～ゆーと」

『なんたっておれの嫁だから！』

「それは言い過ぎ笑」

そのあともゆーとと山ちゃんの話をしてお開きになった。

「じゃーな！」

『ばいばーい！』

ゆーとが山ちゃんを送っていくみたいで二人とはお店の前でお別れ。

おれは、知念を家まで送ることに。

その帰り道。

ちねんが心配そうに、申し訳なさそうに言ってきた。

‥

『ねぇ、けーとってさ、涼介のこと好きでしょ？』

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