赤さんと緑さんの恋物語2 (ページ20)

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& ページ20

Keito

いつも通りの日常。

いつも通りのメンバー。

いつも通りの撮影。

いつも通りの……

「けーと！おはよ！」

「お、おはよ！」

おれの隣に来て挨拶したのは山ちゃん。

「今日は？」

「いいよ！」

いまのは、二人でよくいくカフェ巡りの話。

最近行けてなかったし久しぶりだな……

いつも山ちゃんの気分だからこんな感じで決まる。

「どこ行く？」

「あ、おれ行きたいとこあんの！」

「じゃあ、そこにしよ！」

山ちゃんに教えてもらったとこいつもおしゃれだからなぁ……

楽しみだな～

なんて、浮かれてたら……

『なになに？やまたち出掛けるの？』

ゆうとが身を乗り出して聞いてきた。

「うん、カフェだよ」

「ゆうともいく？」

『…あー、おれはいいや、二人で行ってきな？』

「そう？」

「まぁ、行ってもそんなに話さないけどね。」

『その空気が良いんでしょ？』

「そうだね～」

なんて話してたら

『つぎ、大貴とけーとだって！』

撮影に行ってたちねんと伊野ちゃんが声をかけてくれる。

「『はーい！』」

スタジオまでの廊下。

大ちゃんが話しかけてきた。

『で？けーとはやまだとはどんな感じなの？』

「へ！？い、いや、どうもなにも……」

『早く伝えないと取られちゃうよ？』

「でも……おれなんか……」

『すーぐおれなんかって言うんだから！

だいじょーぶだって！山田だよ？』

「……まだ……むり、」

そんな会話をしてスタジオへ。

撮影はしっかりやんなきゃっておもうけど、頭のなかはさっきの会話でいっぱい。

山ちゃんがすき。

それは今に始まったことじゃない。

気づいたらすきって感情があって…

でも…伝えられなくて…

悩みに悩んでいた結果大ちゃんが相談を乗ってくれたんだ……

普段はそんなに気にしないけどいざとなるとだめだなぁ……

自信なんて無い。

まだ、大丈夫だよね………

そんな考えは甘かったんだ…