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〈けーとはさ、やま のことどー思ってんの?〉
「どう、って言われても……、」
本当はわかってる。
本当の気持ちに。
〈…うじうじしてても何も変わんないよ?
自分の気持ちに素直にならなきゃ…〉
すなおに……
「ゆーと…おれ、山田さんのこと…
すき…かもしれない。」
〈かも、ってなに?まだ迷ってるの?〉
「……おれは、影で支えなきゃ行けない存在なのに…
優しく接してくれるのが、嬉しくて、
話しかけてくれるのも。
今回山田さんと一緒に行動するようになって、隣にいれるだけで安心できる。
山田さんは"光"で自分は"影" 光の中に影が入ったら……
邪魔になっちゃうんじゃないかな?」
〈…けーとはさ、やま のこと大事に思ってるでしょ?
タレントとしても、人間としても。〉
「うん、」
〈少しは自分のことも大事にしなよ?
自分を下ばかりにみてないでさ…
人一倍頑張っているけーとは、おれからしたら大事な人。見守りたいっておもっちゃう。〉
「なにそれ笑」
〈だって、危なっかしいから笑〉
「もぉ…」
〈とにかく、自分のことも大事にしなさいってこと。〉
「だからって……」
〈自分から不幸にならなくていい。
みんな"光" なんだよ。〉
「…っ、」
〈"光と影" って言ってたけど、二つが混ざったら幸せな輝きになると思わない?
楽しいことも、大変なことも、二人で力を合わせれば大きな輝きになる。〉
「そ…なのかな…」
〈そうなんだよ。〉
「すなおになってもいいのかな?」
おれが、
山田さんのことを
好きだって…
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作者名:littlestar x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=littlestar03
作成日時:2020年12月9日 14時