＃17 ページ18
金)こっちだ！こっちなら中に入れる！
流)…犯人は！団先生かもしれない！
(人1))私もそう思う！
金)どういうことだよ
流)昨日、団先生は僕たちに帰れといった。
(人1))あの時、私たちは容疑者になってもおかしくなかった…
流)名探偵と呼ばれた団先生からは考えられないミスジャッチ。
流)帰れの言葉に謎がある。
(人1))それに、この間カズマも似たようなことを言ってたよね。
これは私たちを試すテスト。これが最終試験なのかもしれない。
金)でも、帰れと言ったのはは自分で火をつけたと思ったからで…
流)メグ！君の記憶が頼りだ。思い出してくれ、三郎丸さんが死んでいた部屋の中を。
メグ)…うん。
(人1))ゆっくりでいいから。無理しないで。
メグ)大きなコンクリート、黒焦げの換気扇、鍵がかかった鉄格子付きの小さな窓。
三郎丸さん…三郎丸さん…ﾊｧﾊｧ
究)メグ！
金)よく頑張った。
流)ありがとう、メグ。中に入ろう。
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in部屋の中
究)ねぇ、みんな。このコンクリートどうやってここに運んだか説明できる？
全)…
数)方法はある。
金)え？
数)ピラミッドを作り方と同じだ。あれはたくさんの大きな石の積み重ねだ
だからこれ！コロを使えば簡単なんだ。
金)コロか〜
数)コロを使ってこの部屋に運び入れて、あとは火をつける。
同時に木のコロは火で燃えてなくなる
金)なるほど
流)コロか…それは無理だな
金)え？
流)このコンクリート部屋のドアより大きい。
コンコン
流)何をしてるんだ、(人1)。
(人1))このコンクリートなんか変なんだよねぇ
金)変？どういうことだ？
(人1))私ね、自分が持ってる絶対音感と瞬間記憶能力を生かしたいと思って
あらゆるものの音を記憶したの。
流)うん。
(人1))もちろん、コンクリートをたたく音も
メグ)なにか違うの？
(人1))うん。このコンクリート上のほうは普通なんだけど下のほうに何か入っているんだよね
流)なにが？
(人1))分からない。でも確かに違う。
流)キンタ、このコンクリート持ち上げてみてよ。
金)え？
流)カズマが言っていることも一応確かめたいし、コロを入れるためには持ち上げないとだろ。
数)キンタ。
金)よし、やろう！よし、ふんっ！
金)くはぁ！重てぇーよ！こんなのの下にどうやってコロなんかいれんだよ！
数)キンタなら大丈夫！いけ！
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作者名：いのやまLOVE | 作成日時：2017年9月12日 20時
