JUMPくんは辛い日も頑張ります。

・ ページ5

八乙女side


「ちょっと、俺行ってくるわ」


と行ってレッスン室を出て行った薮に


「え、どこにだよ」


咄嗟にそんな疑問を投げかけた



でも、その返事は返ってこなくて、

なんだよ。と少し拗ねていると震えた携帯電話


そこの画面に映し出されたのは


" 薮 "


という文字だった



「もしもし、薮？どうした？、まじか、了解。レッスン中止にしてもらって楽屋の片付け頼んどくわ、」


そう言って短い会話を終えた


「ちょっと、そこのソファーあけて。」


山田と知念と裕翔が次の仕事でいなくなった楽屋に俺の指示がとぶ


「え、あ、うん。なんで？」


そう言いながら素直に立ち上がった大ちゃん


「ちょっと、圭人が体調崩したっぽい」


そう伝えると


「え、大丈夫なの？ちょっと俺、医務室から必要なもの取ってくる」


そう言って出て行った雄也


「じゃあ、振付師さんに中止にしてもらうように頼んでくるね！」


と伊野ちゃん


みんな瞬時に動いてくれた



だから他のことは任せて、薮の元へと向かう




「…薮！」



そう言って駆け寄ると圭人の顔色の悪さにギョッとした



「おお、光。ちょっと圭人立てなそうだからそっち側支えてくんね？」


と圭人の左側を指差した薮


「…あ、うん」


そう答えて圭人を支えながら楽屋に向かった




_________________________


すでに楽屋は綺麗に片付けられていて、その空いたソファーに圭人を寝かせる



「え、圭人どうしたの？」


と眉を下げながら心配そうに聞いてくる大ちゃん


「多分、胃腸炎だと思う。あと、脱水症状も少しあるかな」


そう薮がいうと皆んな心配そうに圭人を見つめた


「落ち着いてるなら今病院連れてった方が良くない？」


と伊野ちゃんが言うと


「じゃあ、下に車持ってくるよ」


と雄也



あ、やっぱり頼れる奴らだ。なんて少し心の中で褒めた



それからみんなで病院に連れて行くと、胃腸炎と診断された


脱水も少しあるから点滴をして、そのまま雄也の家に来た


1番綺麗にしてそうと言う理由らしい、



圭人は点滴をしたおかげで気持ちよさそうに眠ってる




.

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す