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薮side
「おお、いいよいいよ、もう少し…そうそうそう!」
あれからは普段と変わらず撮影もこなし、
" あの時薮がさー… "
なんて取材も楽しそうに笑みを浮かべていた
俺の思い違いだったのか…?
ならいいんだけど…
「じゃあねー、お疲れ、薮ー」
そう言いながら帰ろうとする伊野尾
「おい、伊野尾」
声をかけようか悩んでいると自然と口から出てしまった声
自分でも少し焦る
「んー?なにー?」
「大丈夫なのか?体調とか…ほんと、休めてる?」
一度開いた口からは次々と俺の心配事が出ていった
「さっきもさ…「あー、もうー笑。薮、心配しすぎー笑もう俺帰るよー?」
「あ、ごめんごめん、じゃあな、お疲れ」
止まらなくなった俺の言葉をうまくかわして帰っていった伊野尾
聞いたのに、何の答えもわからなかったじゃん、
そんな自分にイラついて、髪の毛をグルグルかき回す
伊野尾の家、いって話聞こうかな…
あれ?俺ってこんなに心配性だっけ…
しつこすぎるだろ、
なんて苦笑い
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伊野尾side
はぁ…危なかった
最近、貧血気味でフラッとすることが多くて
薮にバレるところだった
まぁ、貧血の理由まではわからないと思うけど、
その理由を知ってるのは俺だけ、
なんでこんな事をしてるのか、もう理由なんてわからない。
でも、一度やってしまうとやめられなくて…
もうやめよう。メンバーとかにバレたら心配かけるし、
そう思って包帯で傷口を見えないようにする
傷口をみると切りたくなるから、
だから、だから見ないようにって…
でも、包帯をみると解きたくなるから、もうどうしようもない
自分で自分を傷つけて気持ちい、なんて変なのはわかってる、わかってるけど…
痛みより、快感の方が強いから。
その快感を知っちゃったから…やめられないの、
だから今日もまた、引き出しからカッターをだし、手首に当てる
すると金属特有の冷たさは感じ、それがまた…
そして、それをシュッと引くと、じわじわ赤黒い血が俺の手首を染める
ツーッと手首を伝って流れていく血
プツプツと所々から出てくる血
" あぁ、、癒させる "
そう思いながら左手首を眺めている
そうしていると、もう周りの音なんて聞こえなくて、気にならなくて、、
だから気づかなかったんだ
「えっ…ちょ…おい!伊野尾!」
と言う声に
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たぴ(プロフ) - みぃーちゃんさん» 書くのが遅くなってしまうと思うのですが、それでも良ければ受けさせていただきます! (2018年3月26日 21時) (レス) id: d1c65f9082 (このIDを非表示/違反報告)
みぃーちゃん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。リクエストよろしいですか? (2018年3月26日 20時) (レス) id: 73de569d35 (このIDを非表示/違反報告)
*ラビットン*(プロフ) - やぶんぶんさん» リクエストありがとうございます!遅くなってしまうと思いますが、書かせていただきます! (2018年2月1日 15時) (レス) id: d1c65f9082 (このIDを非表示/違反報告)
やぶんぶん - ジャニーズの人達はみんながみんな責任を感じて毎日誰かがお見舞いにきて、薮くんが起きた時に感謝パーティーみたいなのを開いて欲しいです! (2018年1月23日 15時) (レス) id: de916517ec (このIDを非表示/違反報告)
やぶんぶん - ジャニーズ全員集合の番組の撮影の途中突然その場にナイフを持った人が走ってきて暴れる。それを止めるために薮くんが自分からナイフに刺さりに行って、そこで警察がきて他の人達は無事だけど薮くんだけ重症で数ヶ月目が覚めないっていうお話がみたいです! (2018年1月23日 15時) (レス) id: de916517ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たぴ | 作成日時:2017年8月16日 23時